外壁塗装のサイクルを教えて!
通常、家を新築してから10年目、20年目、30年目、40年目……、と定期的に外壁のリフォームを行っていくことで家に住み続けていくことができます。こう聞くと、外壁塗装もきっちり10年ごとにやり直さないといけないかというと、塗料ごとに若干異なってきます。
そこで塗料ごとの特徴と耐久年数を見てみましょう。
アクリル樹脂塗料
価格は最もリーズナブルなものの、耐久性が低いので頻繁に塗り替える場所に適した塗料です。耐久年数は5~8年程度になっています。
ウレタン樹脂塗料
価格と性能のバランスが良い塗料です。柔らかい塗料のため、雨どいや木部などの細部に適した塗料です。耐久年数は7~10年程度です。
シリコン樹脂塗料
光沢が長持ちし、色あせもしにくく、防汚性もある塗料です。コストパフォーマンスの良さがメリットです。耐久年数は10~15年程度です。
フッ素樹脂塗料
価格自体は高いものの、耐久性と防汚性が高く、長い目で見ると優れた塗料です。15~20年もの耐久年数を持っています。
上記のように、塗料により、特徴や耐久年数が大きく異なることがわかると思います。フッ素樹脂塗料はアクリル樹脂塗料の倍近い金額がしますが、耐用年数は倍以上持ちますので、1年あたりのコストで比較すると逆に安く済ますことができます。
また、価格だけで比較することなく、性能が良いと言われている塗料を使ったほうが、のちのち何度も塗り直す手間が省けるためオススメです。
ただし、分譲住宅の場合は新築時の費用を抑えるためにアクリル樹脂塗料が使われている例も多いようです。そのため、新築後、初回の外壁塗り替え時は10年経過後と言わず、早め(できれば8年程度以内)の塗り替えを検討しましょう。